初冬の晴れの中、開催された最終戦 MOTEGI。昨日の予選では、今季最高順位の7位での通過となり、最終戦に向けて、今季最高順位でのゴールを目指すという目標に向かって爆走する事となる。スタートドライバーは関口選手が担当する。
栃木県警の白バイ、パトカーが先導のパレードランが1周、引き続きのフォーメーションラップを1周行い、53周、250km先のゴールに向かってのレースが始まる。
19号車はスタート直後に17号車にパスされたものの、前にいた32号車をパスし、さらに前方で12号車と36号車との接触で12号車が後退、順位を一つあげてオープニングラップを6位で通過。
その後、3位の18号車と4位の36号車の差が開き、36号車を頭に、後方車両が数珠繋がりな状態で周回を重ねていくことになる。19号車は、前の36号車、17号車につかず離れずの6位のまま走行を続けていく。
レースが動いたのは8周目。17号車が36号車をパスした直後、ホームストレートでまさかの失速、後方に沈んでしまい、36号車の後ろに5番手に上がった19号車が付き、ペースの遅い36号車に襲いかかる。だが、10周目に300クラスの処理をミスした結果、後ろの37号車にパスされて、順位は再び6位となってしまう。
300クラスの集団が出てきた12周目あたりで、前方の36・37号車との差が広がり、後ろの100号車に攻め立てられるものの、300クラスを旨く使い再び差を広げると前の36号車との間を縮め、再び襲いかかる。
前の36号車とのタイム差は1秒無く、関口選手は幾度もアタックし、ついに16周目のヘアピンにてアウトから抜きにかかり36号車をパスし5位へ。さらに、前の車への追い上げを続けていく。
21周目に37号車がピットインし、順位を一つあげた19号車。22周目に46号車に10秒ストップペナルティが出たため、順位をさらに上げて3位、18号車もピットインした為、23周目にて、19号車は暫定2位に上がる。トップの23号車との差は約33秒だが、少しずつ差が開き始める。
30周目にトップの23号車がピットインし、暫定トップに立つ。33周目にピットインし、脇阪選手にチェンジし、タイヤ無交換でピットアウト。37号車の前に出て、2番手にてコースに戻る。
だが、36周で後ろの37号車とのタイム差は約3秒となり追い上げてきており、38周目の第一コーナーで37号車にパスされて3位に順位を下げた。後方の24号車は同じヨコハマタイヤで同じくタイヤ無交換で走行しているが、19号車との差が縮まり、41周目に後ろに追いつかれてしまう。さらに42周目には18号車も追いついてきて、三つ巴の3番手争いが始まる。脇阪選手が巧みにブロックして、24号車を押さえつつ、24号車と18号車も抜きつ抜かれつのつばぜり合いでコンマ数秒の間隔の争いが続いていく。
その均衡が崩れたのが残り9周。18号車が24号車をパスすると、19号車に迫り、残り8週の第一コーナーで19号車をパス。ついに19号車は4位にポジションダウンをしてしまった。18号車はそのまま少しずつ差を広げていくが、19号車と24号車との争いはさらに過熱していく。ただ、さらに、後方から46号車も迫ってきた。その3台の争いは、残り7周目、ヘアピンにてインに飛び込んだ24号車が19号車をパス。その後のストレートで、46号車にもパスされて6番手まで下がることとなり、決着を見る。
だが、諦めず前に迫っていく脇阪選手は19号車をゴールまで導き、前戦タイ戦に引き続き6位でチェッカーを受けることが出来た。
レースは、ポールポジションだった23号車が2位の37号車を50秒以上引き離してのトップチェッカーをうけ、逆転で23号車のシリーズチャンピオンが決定しました。以下、23-34-18号車の順となります。
300クラスは、ポールポジションの11号車がポールトゥウインとなり、シリーズチャンピオンは3位チェッカーの4号車となりました。
今季のGT選手権はこの茂木にて全戦終了し、LEXUS TEAM WedsSport BANDOHはチームタイトル13位、脇阪・関口選手のドライバーズタイトル20位中、15位となりました。一年間の皆様の熱い応援、誠にありがとうございました。
今週末にフジスピードウェイにて下記イベントが開催され当社も出展します。
11/23TOYOTA GAZOO RACING FESTIVAL
(静岡県:富士スピードウェイ)