この度、東日本大震災で被災された皆様に心からお見舞い申しあげます。被災地の一日でも早い復興を心より祈願するととともに、全力を挙げて支援に取り組んでまいる所存でございます。2011年「SUPER GTシリーズ」が富士スピードウェイで開催された。本来ならば、4月2日に岡山国際サーキットで幕が上がるはずだったか、東日本大震災の社会的影響を考慮し3月11日以降の全てのスケジュールは延期に。よって第2戦目の富士が実質的な開幕戦となった。今季よりGT500クラスにステップアップを果たした、「LEXUS TEAM WedsSport BANDOH」はチーム名も新たに、ハコ車の最高峰GT500に仲間入り。チームを率いる坂東正敬は300クラスでもチームをシリーズ優勝まで導いている実力派。ドライバーは3シーズン目になる片岡龍也とル・マン24時間レースにも参戦経験を持つ荒聖治を迎え、今シーズンを戦うこととなる。
■4月30日(土)予選 【14位/1分34秒922】
公式予選1回目 天候:晴 | コース:ドライ |
気温/路面温度 開始時17℃/22℃ 終了時16℃/20℃
まず、大震災で被災した人にお見舞いを申し上げます。そして、このような状況にもかかわらずレースができることを、関係者皆さんに感謝します。昨日が事実上始めてのテスト走行だったのですがなかなかうまくいきませんでした。タイヤを活かしきれてない状況のような気がしました。今回の予選はドライバー的には満足していないと思いますが・・正直、今の現状を考えるとすべてテストという状況です。セクター3がちょっと遅いかな?昨日からアームを変えたりダンパーをいじったり、すべてどこの感度がどうタイヤに伝える事ができるか?というデータ取りです。36号車から0.7秒落ちをチームとしてどう捕らえるか?横浜タイヤユーザーとしてどう捕らえるか・・すべて勉強だと思っています。ライバルの凄さもわかりましたし、明日は天候もわからないですし、チャレンジャーの気持ちで全開で行きます。シーズンを考えてもいいスタートを切りたいと思っています。気を引き締めて、全力を尽くすように、チーム全体で頑張ります。
やっとシーズンのスタート。久しぶりの500で懐かしいスピードがうれしいです。チームとしては500クラスが手探りだし、走るごとに掴めてくる感覚です。テストも中止になり、かなり走行時間が減ったのは、きびしいですが着実に進んでいますので、そういった意味ではきれいなスタートを切れたと思います。明日も頑張ります。
新車で500でレクサスファミリーに加えてもらえた事に感謝しています。今日の予選は、テストが十分にできなかったので堅く走りました。マシンのパフォーマンスを十分に発揮させていけるように、もっと走りこみたいですね。明日のレースはきびしい戦いになりそうですが、全力で戦います。
5月1日(日)決勝 【3位】
天候:雨 | コース:ウェット |
気温13℃ | 路面温度14℃
決勝、500デビューレース、3位 表彰台、上出来だと思います。 正直うれしいです。何か持っていると思います。我チームは!まずはこの過酷な状況の中、ミスもなくゴールまで運んでくれた両ドライバーに感謝します。そして雨の中、安定したタイムを出せるタイヤを用意してくれた横浜ゴムさんに感謝します。そして、スポンサーさんをはじめ寒い中、応援してくれたファンの人達に感謝します。今回はスタート5分前に深溝を選択しました。結果的にこれが良かったのだと思います。そして天候の読みがあたった事です。タイヤの状況は24号車からもインフォメーションは頂いていたので雨のヨコハマはアピールできると確信していました。片岡も頑張ってくれて36号車を抜いた時はものすごくうれしかったです。あのチャンピオンチームですから。そしてPITで38号車の前で出られたのも凄くうれしかったです。 ここまでの道のりは金銭的にも非常に厳しい道のりでした。ただ僕の夢の500だったので自分たちのパフォーマンスを出せればよいなと思っていました。この新車を組み上げてくれたメカニックにも本当に感謝しています。全くノートラブルでした。メンバーはISでチャンピオン取ったメンバーなのでPIT作業も信頼していました。タイヤも無交換作戦ができて初戦にしては上出来ではないでしょうか?片岡、荒 両ドライバーとも今年一年一緒に仕事が出来ると思うと楽しみです。
今日、14番グリッドからのスタートで初めてのタイヤでしたが、3ラップ目には手ごたえがありました。車はドライのセッティングだったけどTRDのエンジニアさんとも相談していたので、信頼して走れました。僕が一番気をつけるのは視界が悪いことと、タイヤをいたわって走ること。そして荒さに託しました。この路面状況下では想像以上に大変だったと思います。荒さんが決めてくれました。開幕から表彰台に乗れて本当に感謝しています。
スタートから片岡が頑張ってくれて、素晴らしい走りでした。タイヤのパフォーマンスも安定していて素晴らしさを改めて実感しました。僕のスティントのマージンでポジションをキープして結果3位はうれしい結果です。2009年の開幕もウエットのヨコハマで優勝しているので、ウエットタイヤの手ごたえを感じますし、これは本当に武器になると思います。シェイクダウンが十分にできていないので不安要素はたくさんありましたが、本当によかったです。これから先もこの手ごたえを生かしてきたいですね。
Po | No | Driver | Rd.1 | Rd.2 | Rd.3 | Rd.4 | Rd.5 | Rd.6 | Rd.7 | Rd.8 | Total | Behind | WH |
1 | 23 | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ |
20 | 20 | - | 40 | |||||||
2 | 6 | 伊藤 大輔 大嶋 和也 |
15 | 15 | -5 | 30 | |||||||
3 | 19 | 片岡 龍也 荒 聖治 |
11 | 11 | -9 | 22 | |||||||
4 | 36 | アンドレ・ロッテラー 中嶋 一貴 |
8 | 8 | -12 | 16 | |||||||
5 | 38 | 立川 祐路 平手 晃平 |
6 | 6 | -14 | 12 | |||||||
6 | 39 | 石浦 宏明 井口 卓人 |
5 | 5 | -15 | 10 | |||||||
7 | 24 | 安田 裕信 ビヨン・ビルドハイム |
4 | 4 | -16 | 8 | |||||||
8 | 17 | 金石 年弘 塚越 広大 |
3 | 3 | -17 | 6 | |||||||
9 | 8 | 武藤 英紀 小林 崇志 |
2 | 2 | -18 | 4 |