LEXUS TEAM WedsSport BANDOH  -  WedsSport ADVAN LC500

SUPER GT 第6戦は九州オートポリスで開催された。SFでは国本選手がポールポジション、坪井選手が2位。19号車は昨年は3位。とても相性の良いサーキットだとチームが意識してるサーキット。今年も多くのモータースポーツファンが九州のオートポリスに集まった。シリーズもオートポリスを含んで残り3戦となった。19号車はシリーズ8位。チャンピオン争いする為にも大事な1戦。九州のファンの為に、モータースポーツを盛り上げる為に、国内初優勝を目標にこのオートポリスに到着した。ハンディウエイトは昨年とは違い41kg、しかし他メーカーのマシンが軽量とあって、激戦の予選が予想された。予選前のフリー走行ではドライコンディションで3位。マシンとタイヤのセットアップはかなり良いフィーリングだった。
しかし予選は2種類のマーキングタイヤの中ではハード目を選び、決勝重視の予選でトップ8を目指したが、坪井選手の激走もトップのHONDA勢には届かず、9位という結果で予選を終了した。マシン・タイヤの感触はとても良く、決勝を迎えた。決勝前の20分のフリー走行の結果を踏まえて、今年は1ストップ作戦で行く事にした。レースは度重なるSCとドライコンディションからウェットコンディションになり再びドライコンディションになる難しいサバイバルレースとなった。SCのタイミングや雨の量など今回はレースの神様は味方してくれなかったが、チーム一丸となって誰もミスすることなくレースを戦った。もちろんチェッカーを受けた時には足りない物も多く感じた。結果は8位だったが収穫のレースだったことは間違いない。表彰台獲得とはいかなかったがチームの雰囲気は良いまま、残り2戦を迎える事になった。

公式予選

■9月7日(土) 【9位】
□公式予選 天候:曇 | コース:ドライ
気温/路面温度 Q1(GT500)開始時28℃/36℃、Q2開始時27℃/35℃、Q2終了時26℃/33℃

レースレポート画像1

レースレポート画像2

レースレポート画像2

台風13号の影響か厚い雲が立ちこめるオートポリスで行われる第6戦。路面は阿蘇山噴火に伴う火山灰の影響をうけ、スリッピーな状態となっている。残り3戦となり、次戦からウェイトが半分になる為、ここで上位入賞して勢いを付けたい。
午前中に行われた公式練習で3番手のタイムを出した19号車はその勢いを予選にぶつけていく。
Q1は坪井選手がアタックドライバー。残り7分40秒に39号車とともにトップでコースイン。引き続き、残り7分を切ったあたりで各車コースインとなる。
各車残り1分半を切ったあたりで1分35秒台を出すが、19号車はさらに周回を重ね、最後の周回での一発勝負に掛ける。
トップタイムが34秒台に入る中、チェッカーが振られた後にだしたタイムは1:35.728となり、暫定9番手となり、Q1は突破出来ませんでした。
予選結果はQ2にて残り1分半で各車がタイムを出した中で、1:33.262を出した17号車がポールポジションを確保、33秒台を出した8号車、24号車が続く形となりました。

コメント

オートポリスはタイヤの磨耗が多いサーキットですので、決勝レースで安定して走れるタイヤを選択して予選を行いました。
フリー走行から路面が悪い方に変化し想定していたグリップが無く、硬めのタイヤ選択をしていたこともあり、9位でQ1突破することができませんでした。

Q1を担当し、決勝を見据えた上で少し硬めのタイヤをチョイスしました。朝のフリーから考えても十分通るチャンスはありましたが、少し足りずにQ1通る事が出来ず、悔しい予選となりました。
マシンのバランスは悪くないと思うので明日は追い上げます。

予選終了しました。9番手…
フリー走行で履いたタイヤではないタイヤをチョイスしました。
決勝に向けてです。Q1突破は出来ませんでしたが、マシンのバランスは悪くない為、路面さえ出来れば、かなり上位を狙えると思っています。
今回は特に国本、坪井両ドライバーの意見も合っているので、天候が心配ですが、決勝が楽しみです。

決勝レポート

■9月8日(日)【8位】
□天候:曇/雨 | コース:ドライ/ウエット
気温/路面温度 開始:27度/33度>中盤:28度/34度>終盤:25度/28度

レースレポート画像4

レースレポート画像7

レースレポート画像4

レースレポート画像5

レースレポート画像5

厚い雲がかかるオートポリスで開催される第6戦。スタートを迎え、まだ雨は降らないが、予報では決勝中に雨が降り出すと出ており、それがいつになるかでレース展開ががらりと変わることとなるだろうと予想していた。
14時25分に地元の高校の吹奏楽部演奏の国歌斉唱のあと開催宣言、大分県警交通機動隊のパレードラン、1周のフォーメーションラップを経て、レースの火ぶたが切られた
国本選手がスタートドライバーの19号車は9番手から追い上げに掛かる。スタートは混乱無く切ることが出来、前の38号車を追従していく。
しかし、3周目に1号車が接触によりコースオフした為、イエローフラッグが振られ、そのままSCが入ることとなった。7周目にレース再開。レースは大きく変わること無く進む。2番手の8号車から数珠つなぎになり、その最後尾である19号車は16周目も9位のまま。300クラスに追いつき、コースが混雑する中、前の38号車との差が少しずつ離れていく。さらに18周目あたりから、後ろの23号車が追いつき、差が無くなったが、のちに引き離し、前の5位争いに追いつくべくアクセルを踏み続ける。
30周目に上位の37号車がピットイン。19号車は暫定の8位。33周目に前の8号車に追いつき、パスして7位に躍り出る。36号車が34周目にピットインした為、暫定で6位。
34周目あたりから雨が再び振りだし、35周目に上位陣が相次いでピットインし、各車、戦略によりドライタイヤかレインタイヤかでの交換でピットを出て行く。
19号車も国本選手の判断でピットに入り、坪井選手と交代、レインタイヤでのタイヤを交換してコースに送り出したが、ピットロードで300クラスの車に接触されてしまった。直後、雨が酷くなり、2度目のSCが入ることとなった。SC中の37周目で暫定10位。路面は全周濡れているため、SCの走行が続く。39周目にメインストレートで隊列を整え、41周目にレース再開となる。
再開直後、上位陣がピットインしたことと、ドライタイヤを履いた車のペースが上がらないため、レインタイヤの19号車はペースを上げ、暫定3位まで上げる。ただ、雨が強く、各所でドライタイヤを履いていると思われる車が相次いでコースアウトした為、44周目に再びSCが入る。47周目に隊列を整え、50周目にレース再開。
メインストレートで前の38号車に襲いかかったが叶わず、3位のまま周回を重ねる。しかし、徐々にペースが落ちてきてしまい、53周目には7番手まで後退してしまう。そのまま順位をキープしていくが、路面が乾き始め、レインタイヤとドライタイヤとの差はいかんともしがたく、残り3周でドライタイヤの37号車にパスされて8位となったが、坪井選手は車を走らせチェッカー。8位にて完走いたしました。
レースはポールポジションの17号車が一時順位を2位に落としたがすぐにトップを取り返すと、2位以下を引き離しにかかり、2度目のSCが入るまではトップであったが、2度目のSC前にレインタイヤに履き替えた39号車が、3度目のSCによる再スタートで2位以下を引き離してトップに立つと、路面が乾きドライタイヤで追い上げてきた車を振り切り優勝。以下、17号車、37号車となります。
天候に左右されたレースにて、レース展開が二転三転し、悔しい結果となりましたが、次戦に向けて爆走していきます。
皆様の応援、誠にありがとうございました。

【Racing Project BANDOH has opened a YouTube channel 】
レーシングプロジェクトバンドウのYoutubeチャンネル誕生。
サーキットの興奮をダイレクトにお茶の間にお届けします。
是非、チャンネル登録を!!!
https://www.youtube.com/channel/UCDTRz5QdXviv6VLLJLrDrCw/videos

コメント

スタートを担当しました。
レース途中から雨が降る予報だったので、そこまではタイヤをセーブしながら走行しました。雨が本降りになり良いタイミングでピットインし、後半スティントは坪井選手が走りました。
ウェットからダンプになる難しい路面でペースを保つことが出来ず8位でレースを終えました。
一時3位まで上がり、優勝も見えていただけに非常に悔しいレースとなりましたが、荒れたレースの中で全員がミスなく戦えたので次に繋がるレースになりました。

9位からスタートし、ドライでは国本選手が順調に、想定していたラップ数をこえて走り、絶妙なタイミングでピットイン、ピット作業も早くコース復帰してみたら3位。
ウエットタイヤで持たせつつと思いながらの走行でしたが、あっという間にコンディションがドライになってしまい、終盤は路面がドライ、タイヤはウェットと難しかったです。その中でもミスすることなく走れました。コース上にいることすら難しい状況でしたが、1ポイントでも多くという思いで走りきり8位で3ポイント獲得する事が出来ました。

とても難しいレースでした。国本選手の判断は完璧だったと思います。
ピットも速く、39号車、38号車に続いてすぐに送り出す事が出来ました。
しかし約1周以上マージンがあったのですが、SCが入った事によりリセットされてしまい、マージンが0になってしまいました。
僕的にはもっと雨が降ると思っていたので、結果的にはエンジニアがチョイスしたタイヤで良かったと思っていますが、最後にあそこまでドライ路面になるとは思っていなかったため、ドライ路面で10周以上ウエットタイヤを履いて走行した坪井選手は辛かったと思います。
ミスなく、レースを戦ってきたので誰を攻める事も出来ません。
ポイント獲得で次のレースにつなげる事は出来ました。
SUGOは勝ちを目指して、頑張ります。
沢山の応援ありがとうございました。

Po No Machine Driver Laps Best Lap Diff.(km/h) Tire WH
1
39
DENSO KOBELCO SARD LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
ヘイキ・コバライネン
中山 雄一
65 1'38.018 2:19'15.779 BS 40
2
17
KEIHIN NSX-GT
Honda NSX-GT / HR-417E
塚越 広大
ベルトラン・バゲット
65 1'36.679 3.774 BS 20
3
37
KeePer TOM'S LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
平川 亮
ニック・キャシディ
65 1'38.143 24.137 BS 88
4
38
ZENT CERUMO LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
立川 祐路
石浦 宏明
65 1'38.326 27.931 BS 61
5
8
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT / HR-417E
野尻 智紀
伊沢 拓也
65 1'38.145 32.440 BS 50
6
6
WAKO'S 4CR LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
大嶋 和也
山下 健太
65 1'38.841 32.676 BS 120
7
64
Modulo Epson NSX-GT
Honda NSX-GT / HR-417E
ナレイン・カーティケヤン
牧野 任祐
65 1'39.994 34.575 DL 9
8
19
WedsSport ADVAN LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
国本 雄資
坪井 翔
65 1'38.520 1'04.754 YH 41
9
24
リアライズコーポレーション ADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
高星 明誠
ヤン・マーデンボロー
65 1'38.408 1'09.629 YH 28
10
36
au TOM'S LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
中嶋 一貴
関口 雄飛
65 1'38.410 1'47.470 BS 48
11
3
CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
平手 晃平
フレデリック・マコヴィッキ
64 1'37.721 1 Lap MI 32
12
12
カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
佐々木 大樹
千代 勝正
64 1'39.150 1 Lap BS 35
13
23
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
松田 次生
ロニー・クインタレッリ
64 1'38.942 1 Lap MI 77
14
16
MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT / HR-417E
武藤 英紀
中嶋 大祐
63 1'40.200 2 Laps YH 16
1
RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX-GT / HR-417E
山本 尚貴
ジェンソン・バトン
BS 58
WedsSport BANDOH Super GT 500 Racing Team(ウェッズスポーツ スーパーGT 500 レーシングチーム)