LEXUS TEAM WedsSport BANDOH  -  WedsSport ADVAN SC430

2011 SUPER GT Rd.7 SUPER GT IN KYUSHU 300km : LEXUS TEAM WedsSport BANDOH WedsSport ADVAN SC430

灼熱の戦い。安定したレース展開で9位フィニッシュ。貴重なデータを蓄積した。

今年で3回目の開催となった「JAF GRANDPRIX SUPER GT & FOMULA NIPPON SPRINT CAP」。
今回の大会では、アンドレ・クート選手は地元のマカオグランプリに出場するため、欠場になってしまったが、
助人として、マリーノ・フランキッティ選手を迎え入れ戦うこととなったLEXUS TEAM WedsSport BANDOH。
マリーノ・フランキッティ選手は、レースウイークの公式練習に30分走行しただけで、予選に臨むこととなったが、荒選手のアシストもあり13番グリッド獲得、決勝では慣れないマシンに苦戦をするが、ポジションキープの13位でフィニッシュ。
荒聖治選手は、マリーノ・フランキティ選手をアシストしながら、忙しい週末を迎えることとなるが、予選では14位。決勝では雨のためにレースが半分で終了してしまうというハプニングに襲われ、
本領を発揮できずに14位と悔しい結果となった

公式予選

■111月16日(金)
□公式予選 天候:晴れ | コース:ドライ |
気温:【第1レース】16度/路面温度:19度
気温:【第2レース13度/路面温度:14度

レースレポート画像1

レースレポート画像2

レースレポート画像2

予選第1レース 荒聖治選手 14位
予選第2レース 
マリーノ・フランキッティ選手 13位

晴天で迎えた予選日は、まずは午前中にフリー走行が1時間だけあり、その短い時間内でマシンのセットアップとマリーノ選手の練習走行と、いつもよりも慌ただしい時間が流れた。
初ドライブとなるマリーノ選手は、荒聖治選手がセットアップをしている間には、その走行を食い入るようにサインガードから見つめた。そして、初ドライブとなったマリーノ選手は、ほんの30分足らずの時間ではあるが、18Lapsほど走り1‘35.210のタイムを出し予選に備えた。そして、14時30分から第1レースの予選が始まった。
まず第1ドライバーの荒選手が19号車WedsSport ADVAN SC430に乗り込みアタック開始。金曜日とあって、お客もまばらなグランドスタンドだが、地元の小学生が小旗を振って予選を戦う選手にエールを送る。そのエールに応えるように、予選の序盤からレコードタイムが塗り替えられるような鎬を削る戦いの中、荒選手も序盤からタイムを削り1’32.590のタイムで暫定5位に食い込むタイムを出す。しかし3ラップ目には6号車が1‘30.730でトップに立ち、他のライバル達も続々とタイムを更新し19号車WedsSport ADVAN SC430は11位へ。そして、このタイミングで、2SET目のNEWタイヤを投入する為、19号車WedsSport ADVAN SC430がいち早くピットインし、タイヤを交換し、再度アタックをかけるためコースイン。ライバル達も同じように2回目のアタックのため、ピットを後にし、セカンドアタックをかける。荒選手も残り4分を切ったところで、1’31.987までタイムを削るが、ライバル達の追い上げが厳しく14位という結果に。
そして、300クラスの予選を挟み、第2レースの予選は陽もだいぶ西に傾き始めた15時40分から始まった。気温13度と第1レースに比べて3度も下がり、秋の深まりを感じる。
マリーノ選手は早めに戦闘態勢を整え19号車WedsSport ADVAN SC430に乗り込み、予選の始まりを待つ。そして、オンタイムで予選が始まった。
レギュラードライバーに交じり、どれだけタイムを出せるか注目があつまり、マリーノ選手の走りをカメラが追いかける。そして、最初のアタック(USED)で1’33.867、2ラップ目には1’33.460、3ラップ目には1‘33.205と少しずつタイムを削り、ファーストアタックを終了し、一旦ピットへ。そしてNEWタイヤを投入、セカンドアタックを開始。この時点では、他のライバルに後れを取っているものの、このセカンドアタックでは、さらにタイムを削り1’32. 401で13位にポジションをアップ。

トップタイムは36号車の1'31.260と、トップタイムには及ばないものの、僅かな走行時間でレギュラードライバー達と遜色ない走りを見せた。

コメント

 

 

 

決勝レポート

レースレポート画像4

レースレポート画像3

レースレポート画像3

レースレポート画像3

レースレポート画像3

レースレポート画像3

【第1レース 決勝/荒選手 13位】

■11月17日(土) □天候:雨 | コース:ウェット |
気温/路面温度 開始:12度/11度>終了:11度/10度

第1レースの決勝をむかえた朝は、予想通りの雨模様。サーキットを冷たい雨が叩き、気温は12度。風強く真冬のような寒さが身体にしみるようだ。しかし、第1レースの決勝は定刻取り15時からスタート進行が始まった。 第1レースのドライバーは、荒聖治選手。荒選手はコースオープンからコースクローズまでの8分間を、めいっぱい使ってコンディションを調整し、決勝に備える。だが、雨脚は次第に強くなる。しかし、レースは通常通りのスタンディングスタートとなり、1Lapsのフォーメーションの後、レッドシグナルからブラックアウトし決勝の火蓋が切られた14番グリッドからスタートした荒聖治選手は、先頭集団に続きもつれこむように1コーナーに侵入。しかし、スリッピーな路面に足をすくわれ、一瞬冷やりとさせられる場面もあるが、すぐさま19号車WedsSport ADVAN SC430の体制を立て直し、レースを続行。しかし、次第に強くなる雨にレースは混乱を極め、インフィールドでは、コース上に川が流れているほどに。雨に苦戦を強いられる荒選手もこの悪状況に順位を入れ替えながらも果敢に戦う。しかし、経験豊富な荒聖治選手でもコースにとどまるのが精いっぱいの状況にまできたのは、まだまだ序盤の5ラップを数えたあたりだ。コース上では1コーナー立ち上がりと100Rに、オイルフラッグが出てしまうほど雨脚が強くなった。しかも、300クラスの第1レースのタイムよりも10秒弱も遅くなるほどラップタイムも落ち込み始め、ついに8ラップ目にセーフティーカーが導入。このセーフティーカーの先導で、体列を組み直すが、天候の回復が見込めないことから、12ラップでレースは終了し、10ラップ目の順位がレース結果となり、19号車WedsSport ADVAN SC430は、14位でレースを終えることとなった。

勝者は、1号車 SRoad REITO MOLA GT-R、2位 17号車 KEIHIN HSV-010、3位6号車 ENEOS SUSTINA SC430という結果に。しかし、レースが半分で終了したため、与えられるポイントが半分に減らされししまった。これが後のJAF Grand Prixタイトル争いに大きく影響することとなってしまった。


【第2レース決勝
マリーノ・フランキッティ選手 13位】

■11月18日(日) □天候:晴れ | コース:ドライ |
気温/路面温度 開始:13度/14度>終了:11度/11度

昨日の雨から一転して、爽快な秋晴れとなったファイナルステージは、41,000人もの来場者を集め、真っ盛りの紅葉に色を加えるような華やかな1日となった。

穏やかな秋空に加え、完全ドライでの決勝レースは、15時15分から5分遅れでピットロードがオープンした。夕暮れが近づいた決勝レースは、気温も段々と落ち込んで寒さが増してきた。第2レースを走るマリーノ選手は、スタート進行の8分間で入念にタイヤを温め、定刻通りにグリッドについた。
そして、フォーメーション開始1分前。19号車WedsSport SC430のエンジンに火が入り、1ラップのフォーメーションの後、レッドシグナルがブラックアウトし全車一斉にスタート。
エキゾーストサウンドをとどろかせながら、1コーナーから2コーナーと立ちあがって行くマリーノ選手。緊張のオープニングラップは15位に後退してしまうが、マリーノ選手は、2ラップ目には32号車をパスし14位へポジションアップ。そして6ラップ目には32号車にパスされてしまうが、ドライブスルーペナルティーを受けた12号車がドロップアウト。マリーノ選手はオーダーを入れ替えながらのレースを展開、そして7ラップ目には、32号車を抜き返し、さらには1号車がマシンの修復のためピットインを余儀なくされ、順位を落とししまう。
マリーノ選手は労せずしてポジションをアップし12位へ。そして、順位の入れ替えながらレースは続き、8ラップ目には再び13位へと後退してしまい、12号車の追い上げに苦戦し14位へ。15ラップ目には17号車をパスして13位へとポジションを上げるが、その後、マリーノ選手は一人旅になっていまい、そのままレースが動くことなく22ラップ目にフィニッシュラインを通過。ファイナルステージの幕を閉じた。

コメント

賞金取りたかった。ドライは調子よかったので残念です。予選も納得のいかないポジションでしたし。決勝は、得意なコンディションでしたが気温が低くて雨の量も多くて悔しい週末になってしまいました。 しかし、この1年で確実にレベルアップしてきたので、来年に望みをかけて年間通していいポジションでレースに臨めるようにしたいですね。1年間ありがとうございました。

スタート直後、残念なことに前のポジションのマシンがスタートに失敗して、渋滞しポジションを上げられませんでした。慣れないコースと初めてのマシンで色々な問題がありましたし、レース後半は単独になり、孤独なレースをしましたが、精いっぱい頑張りました。 チームメイト兼先生でもある荒聖治にとても感謝しています。それと、JAF GPに参戦する機会を与えてくれた、チームとヨコハマタイヤさんレクサスにも感謝しています。

課題が残るレースとなりました。路面温度と気温でこんなに違うとは・・・。もしシリーズ戦のオートポリスや茂木が晴れだったら厳しかったでしょう・・・。荒のレースも本来ならば昨年の5月みたいなレースを期待したんですが、かなり厳しかったですね。僕の選択したタイヤですので僕のミスですね。マリーノ選手は少ない時間の中、車に慣れて最終的には荒の0.5秒落ちまできました。流石です。レースはハードコンパウンドタイヤを選択していればと思いました。しかし、タイヤを生かし切れなかったセットミスですね・・・。いろいろ考えるとシーズン後半は天候にも助けられたのではないか?と思います。 課題の多いレースでしたので、この課題をクリアにして来シーズンは暴れたいと思います。 今シーズンはたくさんの応援ありがとうございました。またサポートしてくださったスポンサー様、ありがとうございました。来年はもっと目立てるように精進したいと思います。

■第1レース 決勝リザルト

PoNoMachineDriverTime/Diff.LapsBest LapTire
11S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
ロニー・クインタレッリ
21'01.979
101'53.636MI
217KEIHIN HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
塚越 広大
0.764
101'53.571BS
36ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
大嶋 和也
2.726
101'55.519BS
423MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
ミハエル・クルム
4.821
101'55.873BS
5100RAYBRIG HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
山本 尚貴
6.046
101'55.438BS
612カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
J.P・デ・オリベイラ
7.672
101'52.524BS
718ウイダー HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
カルロ・ヴァン・ダム
9.649
101'58.693BS
88ARTA HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
小林 崇志
11.013
101'56.665BS
924D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
安田 裕信
12.391
102'01.600YH
1032EPSON HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
中山 友貴
15.380
101'58.822DL
1139DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
石浦 宏明
41.838
101'58.797MI
1235KeePer Kraft SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
国本 雄資
43.592
101'58.711BS
1338ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
平手 晃平
44.966
102'01.374BS
1419WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
荒  聖治
45.323
102'00.856YH
1536PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
ロイック・デュバル
3Laps
71'59.860BS

■第2レース 決勝リザルト

PoNoMachineDriverTime/Diff.LapsBest LapTire
138ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
立川 祐路
34'51.361
221'33.082BS
236PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
中嶋 一貴
2.632
221'33.339BS
3100RAYBRIG HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
伊沢 拓也
3.319
221'33.772BS
423MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
本山 哲
12.563
221'34.441BS
524D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
ビヨン・ビルドハイム
17.439
221'34.052YH
66ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
伊藤 大輔
20.093
221'34.295BS
718ウイダー HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
小暮 卓史
22.192
221'34.770BS
839DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
脇阪 寿一
26.676
221'34.912MI
98ARTA HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
ラルフ・ファーマン
29.299
221'34.507BS
1035KeePer Kraft SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
アンドレア・カルダレッリ
30.723
221'33.589BS
1112カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
松田 次生
33.505
221'33.691BS
1232EPSON HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
道上 龍
43.229
221'35.208DL
1319WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
マリーノ・フランキッティ
52.224
221'35.189YH
141S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
柳田 真孝
55.484
221'33.978MI
1517KEIHIN HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
金石 年弘
1Lap
211'34.182BS
WedsSport BANDOH Super GT 500 Racing Team(ウェッズスポーツ スーパーGT 500 レーシングチーム)