Super GT 第4戦がスポーツランド菅生で開催された。この菅生で前半戦を終えるとあって、シリーズ優勝を占ううえでも大事な1戦となる。梅雨の最中のこの1戦は、雨が降ったりやんだりを繰り返し、土曜日の予選が日曜日に繰り越されるという波乱の幕開けになってしまった。LEXUS TEAM WedsSport BANDOHは、雨を味方につけられず、 苦戦を強いられ、予選では15位。決勝では、雨に翻弄されるが、粘りの走りで完走を果たし12位でゴールラインをくぐった。
■7月20日(日)予選【15位/1‘23.725】
□天候:雨 | コース:ウエット |
気温/路面温度 開始:20℃/23℃、終了:21℃/24℃
昨日の予選が中止になり、今日1日で予選から決勝が行われることとなり、慌ただし1日の始まりは、同じく予選が中止となったVITZレースの予選から始まった。
そして、9時5分から300クラスの予選が25分間で行われた後、500クラスの予選が同じく25分間で行われる。天候は、昨日と同じく、雨。降ったり止んだりを繰り返し、500クラスの予選が始まる9時30分に天候は回復した。
予選は、関口選手より走りだした。だが、開始1分で300クラスのマシン回収のため赤旗中断となり、すぐにピットイン。予選は9時40分に仕切り直しとなり、改めて25分間の予選が始まった。
開始と同時にコースに飛び出した関口選手は、早々にアタックを開始し、1‘23.730のタイムで2番手につける。しかし、ライバルがコントロールラインをくぐるたびにタイムは更新され、19号車「WedsSport ADVAN RC F」も順位を入れ替える。そして、7分後に1’21.815のタイムでポジションを7位にあげるが、次のラップには0.4秒タイムが下がったことから、関口選手はピットイン。タイヤを履き替え再びコースへ飛び出した。
しかし、天候が徐々に回復し、トップは1分19秒台にまでタイムをあげる。19号車「WedsSport ADVAN RC F」もアタックを続けるが、タイム更新叶わず14番手にランキングされる。しかし、ピットロードの白線カット違反を受けてしまい、悔しくもベストタイム末梢のペナルティーを受けてしまい、15位に降格してしまう。しかし午後から始まる決勝にチーム全員が気持ちを切り替え、決勝に挑むため、19号車「WedsSport ADVAN RC F」のメンテンスに力を入れた。
■7月20日(日)決勝【12位】
□天候:曇り時々雨 | コース:ドライ |
気温/路面温度 開始:22度/27度>終盤:21度/23度
我々にとってうまく歯車がかみ合わない週末でしたね。予選日から雨絡みの天候となり、ヘビーウェットでは我々にアドバンテージがあるという感触がありました。そのままのコンディションで予選に臨みたいところでしたが、霧による天候不良で予選が中止。日曜日朝に振り替わった予選時のコンディションは我々にとって厳しい状況でした。決勝でもめまぐるしく変わる天候にチームとしては常に攻めの姿勢で対応しましたが…、今回は裏目に出てしまいましたね。ただこれもレース、我々の戦闘力は着実に上がってきていますので、次戦富士では良いカタチとして結果を出したいですね。
スタートして、雨が振ってきたのでレインに交換したんですが、雨がやんでしまったので、スリックタイヤに交換しなくてはならい状況になってしまったので、その時点でトップとかなり差がついてしまって、厳しい状況でした。ドライのペ―スは良かったんですが、周回遅れということで譲るレース展開となってしまい、タイムも落ちてしまいました。車もタイヤもドライのときは上位と同じペースで走れていました。結果論でしかないので、難しいのですが、結果的には間違ったのかもしれないけど、チャレンジする気持ちでチームも戦略を立ててくれていたので、最善だったと思います。次の富士は、上位を目指したいと思います。
冷静に判断する事ができなかった。雨が降るだろう?と勝手に思ってしまってドライバー(関口選手)にはPIT INの指示を出しました。PITが混んでたこともあり、PIT中のロスもありました。脇阪選手のドライブ中の最後のDRYタイヤからWETタイヤの戦略は間違っていなかったと思いますが・・他は僕のミスです。僕自身も含めもっとチーム力をアップさせないといけません。4戦中2戦がノーポイントで前半戦はかなり苦しいレースでした。後半戦は気持ちを入れ替えて横浜ゴムと一緒に笑顔でレース後を迎えられるように努力します。すぐに鈴鹿テストがありすぐに富士レースです。スポンサー様やファンの皆様には本当に申し訳なく思っております。次の富士では必ず活躍しますので今後ともご支援、応援宜しくお願いします。
Po | No | Machine | Driver | Laps | Best Lap | Diff.(km/h) | Tire | WH |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 |
ZENT CERUMO RC F LEXUS RC F / RI4AG |
立川 祐路 平手 晃平 |
79 | 1'14.832 | 1:47'49.984 | BS | 30 |
2 | 37 |
KeePer TOM'S RC F LEXUS RC F / RI4AG |
伊藤 大輔 A.カルダレッリ |
79 | 1'15.086 | 1'20.016 | BS | 68 |
3 | 17 |
KEIHIN NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT / HR-414E |
塚越 広大 金石 年弘 |
78 | 1'15.211 | 1Lap | BS | 10 |
4 | 36 |
PETRONAS TOM'S RC F LEXUS RC F / RI4AG |
中嶋 一貴 ジェームス・ロシター |
78 | R1'14.007 | 1Lap | BS | 16 |
5 | 6 |
ENEOS SUSTINA RC F LEXUS RC F / RI4AG |
大嶋 和也 国本 雄資 |
78 | 1'15.136 | 1Lap | BS | 56 |
6 | 39 |
DENSO KOBELCO SARD RC F LEXUS RC F / RI4AG |
石浦 宏明 オリバー・ジャービス |
78 | R1'14.315 | 1Lap | BS | 26 |
7 | 46 |
S Road MOLA GT-R NISSAN GT-R / NR20A |
本山 哲 柳田 真孝 |
78 | R1'14.141 | 1Lap | MI | 32 |
8 | 18 |
ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT / HR-414E |
山本 尚貴 F.マコヴィッキィ |
78 | R1'13.667 | 1Lap | MI | 22 |
9 | 12 |
カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R / NR20A |
安田 裕信 J.P.デ・オリベイラ |
77 | 1'15.936 | 2Laps | BS | 84 |
10 | 24 |
D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R / NR20A |
ミハエル・クルム 佐々木 大樹 |
77 | 1'15.056 | 2Laps | YH | 16 |
11 | 100 |
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT / HR-414E |
小暮 卓史 武藤 英紀 |
77 | 1'15.362 | 2Laps | BS | 14 |
12 | 19 |
WedsSport ADVAN RC F LEXUS RC F / RI4AG |
脇阪 寿一 関口 雄飛 |
76 | R1'14.552 | 3Laps | YH | 14 |
13 | 32 |
Epson NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT / HR-414E |
中嶋 大祐 ベルトラン・バゲット |
76 | 1'15.278 | 3Laps | DL | 2 |
14 | 23 |
MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R / NR20A |
松田 次生 ロニー・クインタレッリ |
75 | 1'15.159 | 4Laps | MI | 54 |
15 | 8 |
ARTA NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT / HR-414E |
V.リウッツィ 松浦 孝亮 |
64 | 1'15.722 | 15Laps | BS | 6 |
今回のSuper GT 第4戦 SUGO 300km RACEには、同じ東京都町田市に拠点を置くFC町田セルビアの応援団の皆さんが来場されました。ブラウブリッツ秋田戦を土曜日に観戦し、翌日の日曜日にはレーシングプロジェクトバンドウの応援に駆け付けるという、サッカーとレースが融合したコラボツアー!現地には、FC町田セルビアのゼルビーも駆けつけ、レースに花を添えました。
そして、先日の試合で勝利を収めた縁起のいい本物の試合球もいただきました!しかも選手の皆さんのサイン入りです。
今後も、レースを題材にした企画や、地元を応援し活性化させるため、努力していこうと思います。
皆様の暑い応援をお願いいたします。