LEXUS TEAM WedsSport BANDOH  -  WedsSport ADVAN SC430

2014 SUPER GT Rd.1 OKAYAMA GT 300km RACE : LEXUS TEAM WedsSport BANDOH WedsSport ADVAN RC F

Super GT 第4戦がスポーツランド菅生で開催された。この菅生で前半戦を終えるとあって、シリーズ優勝を占ううえでも大事な1戦となる。梅雨の最中のこの1戦は、雨が降ったりやんだりを繰り返し、土曜日の予選が日曜日に繰り越されるという波乱の幕開けになってしまった。LEXUS TEAM WedsSport BANDOHは、雨を味方につけられず、 苦戦を強いられ、予選では15位。決勝では、雨に翻弄されるが、粘りの走りで完走を果たし12位でゴールラインをくぐった。

公式予選

■7月20日(日)予選【15位/1‘23.725】 
□天候:雨 | コース:ウエット |
気温/路面温度 開始:20℃/23℃、終了:21℃/24℃

レースレポート画像1

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昨日の予選が中止になり、今日1日で予選から決勝が行われることとなり、慌ただし1日の始まりは、同じく予選が中止となったVITZレースの予選から始まった。

そして、9時5分から300クラスの予選が25分間で行われた後、500クラスの予選が同じく25分間で行われる。天候は、昨日と同じく、雨。降ったり止んだりを繰り返し、500クラスの予選が始まる9時30分に天候は回復した。
予選は、関口選手より走りだした。だが、開始1分で300クラスのマシン回収のため赤旗中断となり、すぐにピットイン。予選は9時40分に仕切り直しとなり、改めて25分間の予選が始まった。

開始と同時にコースに飛び出した関口選手は、早々にアタックを開始し、1‘23.730のタイムで2番手につける。しかし、ライバルがコントロールラインをくぐるたびにタイムは更新され、19号車「WedsSport ADVAN RC F」も順位を入れ替える。そして、7分後に1’21.815のタイムでポジションを7位にあげるが、次のラップには0.4秒タイムが下がったことから、関口選手はピットイン。タイヤを履き替え再びコースへ飛び出した。

しかし、天候が徐々に回復し、トップは1分19秒台にまでタイムをあげる。19号車「WedsSport ADVAN RC F」もアタックを続けるが、タイム更新叶わず14番手にランキングされる。しかし、ピットロードの白線カット違反を受けてしまい、悔しくもベストタイム末梢のペナルティーを受けてしまい、15位に降格してしまう。しかし午後から始まる決勝にチーム全員が気持ちを切り替え、決勝に挑むため、19号車「WedsSport ADVAN RC F」のメンテンスに力を入れた。

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決勝レポート

■7月20日(日)決勝【12位】
□天候:曇り時々雨 | コース:ドライ |
気温/路面温度 開始:22度/27度>終盤:21度/23度

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レースレポート画像5

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14時オンタイムで決勝の火蓋は落とされた。このレースは終始、雨に泣かされることとなるが、スタート進行のときに回復した天候に合わせて全車がドライタイヤで決勝を迎えることとなるが、スタート直後には雨が振りだし、19号車「WedsSport ADVAN RC F」は1周目にピットイン。

この時、19号車を含めた7台のマシンがピットイン。ドライタイヤからウエットタイヤに履き替え、再びコースへ。こうなると、500クラスと300クラスが入り乱れてのレースとなり、ペースカーがピットインする前からオーダーはかなり入り乱れた。そして、ペースカーが2ラップにわたり、レースを引っ張ったのち、レースはスタートとなった。

スタートしたのち、300クラスのマシンを交わしながら、レースを展開し6ラップ目には24号車を抜いて14位にポジションを上げる。しかし、7ラップ目には雨量が減り、レインタイやでは厳しい状況に。そして8ラップ目には2回目のピットイン。この時点で、15位に。気持ちを切りかえてレースに臨む関口選手は、雨に左右されながらもレースを続行しピットインの遅れを取り戻すようにレースを展開し、トップと変わらぬペースで追い上げを図るが、なかなか追いつけず苦戦を強いられる。しかし、32ラップを超えるころには14位へポジションを上げる走りを見せる。そして、38ラップ目には、13位へポジションを上げる。しかしレースも中盤を過ぎた43ラップ目にはまたもや雨が落ちてきた。ぱらぱら降る雨の様子を見ながらのレースとなるが、まだまだタイムの落ち込みが少ないことからレースは続行され、52ラップ目に3回目のピットイン。

19号車「WedsSport ADVAN RC F」のバトンは関口選手から脇阪選手へと渡された。ピットアウトした時点で12位にポジションを置く19号車「WedsSport ADVAN RC F」。 脇阪選手はレース終盤の荒れたコースをベテランらしい走りでレースを展開する。しかし、またもや19号車「WedsSport ADVAN RC F」にとっては不利な状況に。

50ラップを過ぎたころにはまたもや雨雲がスポーツランド菅生の上空を覆い、雨が落ちてきた。 そして、59ラップ目に4回目のピットイン。ドライタイヤからウエットタイヤに履き替え再びコースへ。ドライタイヤで走るライバルはコースオフが増え始め300クラスのマシンはスポンジバリアに激突するシーンも見られるほどコース状況は悪化した。しかし、一時振った雨は大きく崩れることはなくレースは続き、76ラップ目に19号車「WedsSport ADVAN RC F」を脇阪選手が無事にゴールへと導いた。

コメント

我々にとってうまく歯車がかみ合わない週末でしたね。予選日から雨絡みの天候となり、ヘビーウェットでは我々にアドバンテージがあるという感触がありました。そのままのコンディションで予選に臨みたいところでしたが、霧による天候不良で予選が中止。日曜日朝に振り替わった予選時のコンディションは我々にとって厳しい状況でした。決勝でもめまぐるしく変わる天候にチームとしては常に攻めの姿勢で対応しましたが…、今回は裏目に出てしまいましたね。ただこれもレース、我々の戦闘力は着実に上がってきていますので、次戦富士では良いカタチとして結果を出したいですね。

スタートして、雨が振ってきたのでレインに交換したんですが、雨がやんでしまったので、スリックタイヤに交換しなくてはならい状況になってしまったので、その時点でトップとかなり差がついてしまって、厳しい状況でした。ドライのペ―スは良かったんですが、周回遅れということで譲るレース展開となってしまい、タイムも落ちてしまいました。車もタイヤもドライのときは上位と同じペースで走れていました。結果論でしかないので、難しいのですが、結果的には間違ったのかもしれないけど、チャレンジする気持ちでチームも戦略を立ててくれていたので、最善だったと思います。次の富士は、上位を目指したいと思います。

冷静に判断する事ができなかった。雨が降るだろう?と勝手に思ってしまってドライバー(関口選手)にはPIT INの指示を出しました。PITが混んでたこともあり、PIT中のロスもありました。脇阪選手のドライブ中の最後のDRYタイヤからWETタイヤの戦略は間違っていなかったと思いますが・・他は僕のミスです。僕自身も含めもっとチーム力をアップさせないといけません。4戦中2戦がノーポイントで前半戦はかなり苦しいレースでした。後半戦は気持ちを入れ替えて横浜ゴムと一緒に笑顔でレース後を迎えられるように努力します。すぐに鈴鹿テストがありすぐに富士レースです。スポンサー様やファンの皆様には本当に申し訳なく思っております。次の富士では必ず活躍しますので今後ともご支援、応援宜しくお願いします。

Po No Machine Driver Laps Best Lap Diff.(km/h) Tire WH
1
1
ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F / RI4AG
立川 祐路
平手 晃平
79 1'14.832 1:47'49.984 BS 30
2
37
KeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F / RI4AG
伊藤 大輔
A.カルダレッリ
79 1'15.086 1'20.016 BS 68
3
17
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT / HR-414E
塚越 広大
金石 年弘
78 1'15.211 1Lap BS 10
4
36
PETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F / RI4AG
中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
78 R1'14.007 1Lap BS 16
5
6
ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F / RI4AG
大嶋 和也
国本 雄資
78 1'15.136 1Lap BS 56
6
39
DENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F / RI4AG
石浦 宏明
オリバー・ジャービス
78 R1'14.315 1Lap BS 26
7
46
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R / NR20A
本山 哲
柳田 真孝
78 R1'14.141 1Lap MI 32
8
18
ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT / HR-414E
山本 尚貴
F.マコヴィッキィ
78 R1'13.667 1Lap MI 22
9
12
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R / NR20A
安田 裕信
J.P.デ・オリベイラ
77 1'15.936 2Laps BS 84
10
24
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R / NR20A
ミハエル・クルム
佐々木 大樹
77 1'15.056 2Laps YH 16
11
100
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT / HR-414E
小暮 卓史
武藤 英紀
77 1'15.362 2Laps BS 14
12
19
WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F / RI4AG
脇阪 寿一
関口 雄飛
76 R1'14.552 3Laps YH 14
13
32
Epson NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT / HR-414E
中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
76 1'15.278 3Laps DL 2
14
23
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R / NR20A
松田 次生
ロニー・クインタレッリ
75 1'15.159 4Laps MI 54
15
8
ARTA NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT / HR-414E
V.リウッツィ
松浦 孝亮
64 1'15.722 15Laps BS 6

■FC町田ゼルビア×レーシングプロジェクトバンドウ」コラボツアー報告■


今回のSuper GT 第4戦 SUGO 300km RACEには、同じ東京都町田市に拠点を置くFC町田セルビアの応援団の皆さんが来場されました。ブラウブリッツ秋田戦を土曜日に観戦し、翌日の日曜日にはレーシングプロジェクトバンドウの応援に駆け付けるという、サッカーとレースが融合したコラボツアー!現地には、FC町田セルビアのゼルビーも駆けつけ、レースに花を添えました。 そして、先日の試合で勝利を収めた縁起のいい本物の試合球もいただきました!しかも選手の皆さんのサイン入りです。

今後も、レースを題材にした企画や、地元を応援し活性化させるため、努力していこうと思います。 皆様の暑い応援をお願いいたします。

WedsSport BANDOH Super GT 500 Racing Team(ウェッズスポーツ スーパーGT 500 レーシングチーム)