LEXUS TEAM WedsSport BANDOH  -  WedsSport ADVAN LC500

2017 AUTOBACS SUPER GT Rd.4 SUGO GT 300km RACE

SUPER GT 第4戦が宮城県のスポーツランド菅生で開催された。第3戦のオートポリスから約2か月ぶりのレースになるが、この2か月の間に4回のテストを重ね、6月18日に同サーキットで行われた公式テストではトップタイムをマーク。優勝候補の筆頭にあげられていたLEXUS TEAM WedsSport BANDOH。予選では、関口選手、国本選手が高パフォーマンスを発揮し、予選4番手につけるが、決勝レースでは悪天候と度重なるセーフティーカーの導入で、12位という結果に。荒れたレース展開を読み切れずに無念な結果となってしまうが、今後につながるデータを蓄積するため、手を抜かず最後まで戦い19号車WedsSport ADVAN LC500をゴールへと導いた。

公式予選

■7月22日(土)【4位】
□公式予選 天候:曇り | コース:ドライ
気温/路面温度 Q1開始時29℃/36℃、Q1終了時29℃/37℃、Q2開始時30℃/37℃、Q2終了時29℃/36℃

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レースウイーク前の天気予報では週末は雨予報だったが、予選を迎えた朝は猛暑となり、暑い朝を迎えた。朝のフリー走行を順調に走り、昼のピットウォークを終え、順調にスケジュールは進んで行くが、300クラスのQ1が始まる少し前から急に雲行きが怪しくなりポツリポツリと雨が降ってきた。そんな中で300クラスのQ1が始まるが、開始5分ほどで赤旗中断となり、500クラスのQ1が始まったのは6分遅れの14時36分から。雲行きは怪しいまま500クラスのQ1が始まった。19号車WedsSport ADVAN LC500のQ1アタッカーは関口選手だ。開始早々は動きを見せない各陣営も6分後に先陣を切って64号車がコースイン。ライバル達も続々とアタックを開始する中、その2分後に19号車WedsSport ADVAN LC500を含むLEXUS勢がコースイン。まずはQ2への切符を取るため関口選手がアタックを開始。目まぐるしくトップタイムが更新される中、3ラップ目には1'11.597のタイムで暫定2位に躍り出る快走を見せた関口選手。難なくQ2への切符を手にした。
その後、300クラスのQ2が行われたが、またもや赤旗中断となり、500クラスのQ2が始まったのは15分押して15時30分から。Q2も全車がそろったのは開始から5分後。残り7分間でポールポジションをかけてアタックを開始した。Q2アタッカーの国本選手は、いち早く1'11.669でトップタイムをたたき出すが、ハンデウエイトの軽さで頭角を現してきたNSX勢がレコードタイムに迫るタイムで、トップを奪う走りを見せ8号車、100号車、17号車の3台が前に食い込まれてしまうが、19号車WedsSport ADVAN LC500は4番グリッドを獲得。
トップタイムは8号車ARTA NSX-GT、2位100号車RAYBRIG NSX-GT、3位17号車KEIHIN NSX-GTという結果に。

決勝レポート

■7月23日(日)【12位】
□天候:雨 | コース:ウエット
気温/路面温度 開始:25度/27度>中盤:25度/26度>終盤:24度/25度

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昨日の猛暑とは打って変わって雨の幕開けとなったスポーツランド菅生。
雨と言っても、雨ときどき曇りといった空模様は、菅生の魔物の仕業とも思えるようなレースになる予感が朝から漂っていた。降ったりやんだりを繰り返しながらスケジュールは進行し、スタート進行が予定通り12時55分から行われた。だが、スタート直前になり雨が降り出した。そして19号車、38号車、12号車、24号車の4台がドライタイヤを選択し11台がレインタイヤに交換。最初の運命の分かれ道がここにあったが、予想がつかない優しい雨の降り方に19号車WedsSport ADVAN LC500はスリックタイヤ(ドライタイヤ)を履いて賭けに出た。しかし、パレードラップからフォーメーションラップにかけて雨脚は強まり完全なウエット路面になってしまう。オープニングラップではドライタイヤを選択した19号車を含む4台が最後尾に落ちる展開。19号車 WedsSport ADVAN LC500のスタートドライバーを務める関口選手も、1コーナーでオーバーラン。悔しくも最後尾に落ちてしまう。
トップ集団も順位を入れ替えながら、レースを展開するが4番手を走行中の17号車が、リアアカウルが取れてしまうアクシデントに見舞われ早くも4周目で戦線離脱。そして7周目には300クラスのマシンが激しくクラッシュ1回目のSCが入り、10ラップ目にはレース再開するが、レースは序盤から荒れた展開に。そしてコースに留まっているのが難しい路面状況になった19号車 WedsSport ADVAN LC500は10ラップ目にピットイン。レインタイヤに変えて、再び戦列に加わったが、この時点で2ラップ遅れの14位になってしまう。そして、同じドライタイヤを選択していた24号車と38号車が16ラップ目に相次いでピットイン。19号車 WedsSport ADVAN LC500は12位へポジションをアップ。しかし、苦しい展開は続くが雨は止み、今度はドライコンディション寄りに変わってきた。そして、36ラップ目にピットインの予定をしていた19号車 WedsSport ADVAN LC500だが、またしても雨がぱらつき始め、様子を見ていた矢先の37ラップ目、24号車がクラッシュ。2回目のSCが入ることに。そして、42ラップ目にピットイン。国本選手がドライタイヤで戦列に戻った。そして、レースは進行するが、直後に300クラスのマシンのクラッシュにより3回目のSCが入り、レースは仕切り直しに。SCがあけた53ラップ目からは、大きくレースが動くことなくドライコンディションで進行するが、残り10周を数えたあたりから、再び雨が降り出し、路面がセミウエット状態に。難しい路面に変化するが、国本選手は慎重にレースを展開し77ラップ目、19号車 WedsSport ADVAN LC500をゴールへと導いた。
優勝は、1号車DENSO KOBELCO LC500、2位46号車S Road CRAFTSPORT GT-R、3位6号車WAKO’S 4CR LC500。開幕から4戦連続でLEXUS勢がレースを制した。

コメント

スタート前に雨が降り出してきてタイヤを交換する組としない組に分かれて、僕たちはスリックで行ったんですが、スタート直後に雨が強くなり路面が一気に濡れてしまいスリックではきつい状況になりました。ただ、その状況でピットしても勝負権がなくなってしまうので雨が止むことに賭けたんですがダメでした。300にも抜かれるくらいまでペースが落ち込んだので、ピットしましたが、その時点でラップされて今日は全くレースになりませんでした。しかしあの時点で雨が止んでいたら表彰台が見えていたので、チームでトライした結果です。
次の富士も頑張りますので応援宜しくおねがいします。

結果は12位で終わりました。グリッドで雨が降ってきてきたんですが天気が回復することを予想してドライタイヤでスタートしましたが、レースが始まると雨が強くなってきてウエットタイヤでスタートしたチームに大きく遅れてしまい勝負権を失いました。後半はセミウェットな路面からドライコンディションで走ることができました。結果的に残念なレースになりましたが、次につながるようにレース中も色んなことにトライしながら、チームとインフォメーションを取ながら走りました。次の富士ではよい結果を残せるように頑張りますので応援よろしくお願いします。

ドライでレースができると思ってスリックタイヤを選択して、レーススタートしたんですが、雨が強くなってきてしまいギャンブルに外れたという状態で勝負権を失いました。これに伴い22戦入賞記録も叶うことができず、大量得点も取れなかったです。ただ、ドライでレースできていたらYOKOHAMAゴムの19.24.16共に活躍できる自信があったので本当に残念ですが、来年菅生で勝ちたいと思っていますので、その為にも今シーズンの残りを全力で優勝目指して頑張りますので応援よろしくお願いします。スポンサー、ファンの皆様すいませんでした。必ず富士では勝利をプレゼントします。期待してください。レクサス5連勝目指して頑張ります。

Po No Machine Driver Laps Best Lap Diff.(km/h) Tire WH
1
1
DENSO KOBELCO SARD LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
ヘイキ・コバライネン
平手 晃平
81 1'14.951 2:09'13.878 BS 30
2
46
S Road CRAFTSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
本山 哲
千代 勝正
81 1'14.570 1.022 MI 16
3
6
WAKO'S 4CR LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
大嶋 和也
A.カルダレッリ
80 1'14.950 1Lap BS 60
4
23
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
松田 次生
ロニー・クインタレッリ
80 1'14.748 1Lap MI 36
5
8
ARTA NSX-GT
Honda NSX GT / HR-417E
野尻 智紀
小林 崇志
80 1'14.219 1Lap BS 6
6
16
MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX GT / HR-417E
武藤 英紀
中嶋 大祐
80 1'16.096 1Lap YH 4
7
36
au TOM'S LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
80 1'15.549 1Lap BS 64
8
64
Epson Modulo NSX-GT
Honda NSX GT / HR-417E
ベルトラン・バゲット
松浦 孝亮
80 1'16.063 1Lap DL
9
100
RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX GT / HR-417E
山本 尚貴
伊沢 拓也
79 1'15.292 2Laps BS 34
10
37
KeePer TOM'S LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
平川 亮
ニック・キャシディ
79 1'15.500 2Laps BS 72
11
12
カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
安田 裕信
ヤン・マーデンボロー
78 1'14.772 3Laps BS 14
12
19
WedsSport ADVAN LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
関口 雄飛
国本 雄資
77 1'14.946 4Laps YH 18
13
38
ZENT CERUMO LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
立川 祐路
石浦 宏明
76 1'14.261 5Laps BS 60
24
フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
佐々木 大樹
J.P.デ・オリベイラ
34 1'23.011 47Laps YH 6
17
KEIHIN NSX-GT
Honda NSX GT / HR-417E
塚越 広大
小暮 卓史
2 1'34.260 79Laps BS 36
WedsSport BANDOH Super GT 500 Racing Team(ウェッズスポーツ スーパーGT 500 レーシングチーム)