2020年シーズンは新型コロナウイルスの感染の可能性を下げる為、公共交通機関を用いないでも移動できるようにと富士スピードウェイ、鈴鹿サーキット、ツインリンクもてぎのみで開催されることになった為、第2戦は開幕戦に引続き富士スピードウェイで行われた。6月の合同テスト、開幕戦に続き3イベント連続の富士スピードウェイで今大会では、前戦とは違い土曜日に予選、日曜日に決勝と通常のスケジュールの中で開催された。開幕戦後には梅雨も明け、事前の天気予報も晴天で例年同様、暑い富士スピードウェイでのレースで上位を目指した。
■公式練習8月8日(土)
天候:曇り
コース:ドライ
気温/路面温度 Q1開始27℃/37℃、Q2開始27℃/35℃、Q2終了27℃/35℃
戦いの舞台は前戦と同じ富士スピードウェイだが、日差しは強く気温も高く、夏真っ盛りの富士スピードウェイ。公式練習の始まる9:30の時点で気温は30℃を超え、路温も45℃と全く異なるコンディション。
19号車WedsSport ADVAN GR Supraは国本選手から乗り込み、持込のセットアップの確認、調整を行う。15周目には1’29.123でその時点での6番手とまずまずのタイムを出す。ここで宮田選手に交代。決勝を想定したロング向けのセットアップへ変更し、GT300の占有走行が始まるまでのロングランを行う。タイヤ、燃費の状況を確認しながら、順調に周回を重ねていたが、残り時間3分ほどのところで、車両のモニター上に突然警告が出た為ストレート上に停止した。車両は即座にFROによって回収されピットへ帰ってきた。メカニック、TCDのスタッフがデータチェックや内視鏡などでエンジンを確認するが、問題は見つからず、センサーにエラーが出ただけの様だったので、占有走行終了間際にコースインし、実走のチェックも行えた。幸いにも問題はなっかった為、予選に向けたアタックシミュレーションは出来なかったが、問題なく予選は出走できる状態であった。
■8月8日(土) 【14位】
予選Q1のドライバーは開幕戦に続き宮田選手が担当。予選前の緊張した面持ちでマシンへと乗りこむ。前回は0.3秒足りず、Q2進出を逃したが、他のGR Supra勢よりハンデウェイトが軽いので、何とか上位8台に入りたい。路温は37℃と午前中に行われた公式練習の時よりはかなり下がってきていた。今回は予選開始から全車ピットで待機し、ウォームアップ、アタック時の路面状況をうかがう。 19号車は1分30秒経ったところで4台目と早めのコースインをした。その後すぐに他車もコースインして15台がそれぞれアタックをしていく。宮田選手は下がってきているとはいえまだまだ高い路温の為、早々にウォームアップを終え3周目にアタックを開始。各セクターで順調にベストを更新し、1’28.236で暫定2番手のタイムを叩きだす。しかしその後、他車も続々とベストタイムを更新していく。15:13にチェッカー降られた時には残念ながら14番手まで落ちてしまい。Q2進出はならず、後方からのスタートになってしまった。
Q2は残り2分から各車がアタックラップに入り、残り1分で1’27.300を出した8号車が残りの車を押さえてトップに、2番手は17号車、3番手は39号車となりました。
予選結果は、8-17-39-12-23-36-100-14となります。
予選はQ1突破する事が出来ず14番手でした。非常に厳しい、残念な予選となってしまいました。
公式練習から予選に向けて、もっと速くなるようにセットも変更して予選に挑んだのですが、思っていたようなパフォーマンスを発揮できず、想定タイムよりも遅くなってしまい、残念な結果となってしまいました。エンジニア、ドライバーとで問題点を解決できるように話しをしているので、決勝に向けては車をアジャストさせて、良い状態に持っていけるようにしたいと思います。14番手からのスタートですが、しっかりとミスなく戦い、ポイント獲得し、今後のレースに向けてデータを沢山取れるようにしたいと思います。
予選Q1を担当しました。厳しい結果となってしまいましたが、まだ決勝はどうなるかわかりませんし、周りのタイヤの状況もわかりません。僕らは決勝に向けては強いタイヤを選択しているので、チームと横浜ゴムさんと共にいい結果を残せるように頑張りたいと思います。
ドライバーには辛い思いをさせてしまいました。データを分析してエンジニアと決勝に向けてセットアップを変更したいと思います。
応援してくださった方々には大変申し訳ない結果ですが決勝は必ず巻き返せると思っているので、明日の決勝はチーム力で頑張りたいと思っています。
■8月9日(日)【15位】
□天候:曇り | コース:ドライ
気温/路面温度 スタート直前30度/40度>中盤:29度/40度>終盤:30度/41度>終了:29度/40度
富士山は見えず、上空は朝から雲に覆われていたが、ウォームアップ走行の行わる昼頃には日差しが出てきて、気温、路温は上がり、いつもの夏のレースの模様となってきた。
まずは国本選手からステアリングを握り、前日までとは大きく変えたセットアップを確認する。他車の状況はわからないが、5周目には1’30.514で5番手のタイムを刻む。さらにタイムを削り1’30.083を出したところで、決勝に向けてのピットワークシミュレーションも行い宮田選手へと交代し、チェッカーまで走行する。新しいセットアップはブレーキも止まりやすく、ダウンフォースのバランスもいいとかなりの好感触の無線が入り、決勝での追い上げに期待が高まった。
決勝は国本選手がスタートを担当。1周のフォーメーションラップを終え、各車一斉に加速をし、TGRコーナーへと飛び込んでいった。19号車WedsSport ADVAN GR Supraはアウト側から一気に前にいた64号車、3号車をオーバーテイクし、前を走る38号車へと食らいついていった。
僅差のまま周回を重ねていき、富士スピードウェイの名物1.5kmのホームストレートで6周目には302.521km/hをマークする超高速バトルを繰り広げられた。その後もなかなかオーバーテイクはできなかったが、大きく離されることははく、レースは進んでいった。
24周目に前を走る38号車がピットインを済ませると、19号車WedsSport ADVAN GR Supraも予定通り25周を走ったところでピットインをする、ドライバーを宮田選手に交代、タイヤ交換、給油を素早く済ませ、38号車の前の13番手でコースに復帰することに成功した。
29周目にはアウトラップの16号車をオーバーテイクして12番手。31周目にタイミングを引っ張っていた3号車がピットインをした為、11番手に。続いてピットイン済ませてアウトラップだった23号車もオーバーテイクして入賞圏内の10番手に入った。GT500勢で最後まで引っ張っていた24号車もピットインをすると9番手に上がった。
さらに36周目にトップを走っていた8号車がスピンをして止まった為、8番手と前戦の結果を上回るポジションとなった。前を走る100号車へのギャップも少しずつ詰めていき、その前の5位争いまでが見える範囲まで上がってきた。
しかし、46周目に宮田選手から突然まっすぐに走らなくなったという無線が入り、急きょピットへ戻ってきてしまった。マシンをガレージへしまい、メカニックが確認すると、ドライブシャフトが折れてしまっていた。
後方から順調に追い上げ、上位が見えていたが、残念ながら19号車WedsSport ADVAN GR Supraはコースへ復帰することは出来ず、そのまま46周で完走扱いの15位でレースを終えることになってしまった。
レースは、トップの8号車と2番手の17号車が後方を序盤から突き放して逃げ、2位と3位とのギャップを広げて行く中、15周目に17号車が8号車をパスしてトップに躍り出ると、8号車を引き離し単独トップへ。途中、17号車はピット戦略で36周目に8号車に一時トップを譲るものの、8号車の単独スピンでトップを取り返した後は、2位との差を15秒と広げたまま単独トップ走行を重ねてチェッカー。2位は24周目に2位へ躍り出た36号車がそのまま、3位はレース途中まで争われた3位争いを制した14号車が獲得しました。
以下、37-100-39-38-3-23-16--12-24-64-8-19となります。
※12号車の40秒ペナルティ反映の確定順位となります。
次戦のRd3は舞台を移し、三重県の鈴鹿サーキットで行われます。サーキットの特徴も大きく異なりますので、表彰台のトップを目指し、爆走していきます。
皆様のご声援、誠にありがとうございました。
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結果は残念ながらドライブシャフトが折れてしまい、走行不能となりレースを終えてしまいました。土曜日から走って、昨日は調子があまりよくなく、予選でも良いパフォーマンスを発揮する事が出来できず、公式練習のロングランをみても苦しいレースを覚悟していたが、予選後にエンジニアが原因を究明してくれ、大きくセットアップを変更し、レースに挑めました。僕のスティントはタイヤもコンスタントに走れ、タイムを安定していました。ポジションも2つ上げて宮田選手に繋げる事が出来ました。
僕は短いスティントでしたが良いペースで走れ、後半の違うコンパウンドのタイヤを履いた宮田選手のぺースも良く、ピットでも順位を上げることも出来、ポイント圏内を走れていたので、最終的な結果は残念でしたが、チームとしてはその中では良いレースだったと思います。次の鈴鹿はウエイトハンデの軽い状態で臨めることはポジティブな要素ですので、ここまでの2レースのデータを元に、すべてを形にして優勝を目指したいと思います。
応援ありがとうございました。
今回も第2スティントを担当しました。ペースがすごく良く、ピットアウト時よりも2ポジションアップすることが出来ました。8番手を走行して、前の5位までの集団も見えていたところでしたが、GR Supraコーナーを立ち上がったところでメカニカルトラブルに見舞われてしまい、そのまま走行を終えることになってしまいました。メカニカルトラブルはメカニックがどれだけメンテナンスをしていても起こってしまうもので、仕方ないとも思います。しかし、これだけペースの良いレースが出来、収穫できたものは大きいと思います。
これを次の鈴鹿にいかし、この悔しさを晴らせるように優勝目指して頑張りたいと思います。
今回は沢山の応援ありがとうございました。
引続き応援よろしくお願い致します。
正直に悔しいですね・・
何故?と思う気持ちしかありません。
スポンサー・ファンの皆様本当に申し訳ありませんでした。
エンジニアの提案でセットアップを変更して、国本選手もスタートを上手く決め、作戦もショートで入る作戦でピットワークも素晴らしく、ピットで38号車を逆転し、その後のペースも速く、宮田選手は前方に追いつこうとしていた時でした。
もちろん、14番手から勝つのは難しかったレースでしたが全員の力で壊れるまでは100点のレースでした。持っているパフォーマンスは出せたので本当に悔しいです。
まずは原因を追究して鈴鹿に望みます。
チームの悔しい気持ちは次の鈴鹿でぶつけます。
応援ありがとうございました。
Po | No | Machine | Driver | Laps | Best Lap | Diff.(km/h) | Tire | WH |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 17 |
KEIHIN NSX-GT Honda NSX-GT / HR-420E |
塚越 広大 ベルトラン・バゲット |
66 | 1'29.444 | 1:41'37.698 | BS | |
2 | 36 |
au TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG |
関口 雄飛 サッシャ・フェネストラズ |
66 | 1'29.912 | 15.762 | BS | 30 |
3 | 14 |
WAKO'S 4CR GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG |
大嶋 和也 坪井 翔 |
66 | 1'30.348 | 33.686 | BS | 22 |
4 | 37 |
KeePer TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG |
平川 亮 ニック・キャシディ |
66 | 1'30.061 | 36.679 | BS | 42 |
5 | 100 |
RAYBRIG NSX-GT Honda NSX-GT / HR-420E |
山本 尚貴 牧野 任祐 |
66 | 1'30.155 | 40.659 | BS | 10 |
6 | 39 |
DENSO KOBELCO SARD GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG |
中山 雄一 阪口 晴南 |
66 | 1'30.240 | 45.449 | BS | 12 |
7 | 38 |
ZENT GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG |
立川 祐路 石浦 宏明 |
66 | 1'30.478 | 47.405 | BS | 16 |
8 | 3 |
CRAFTSPORTS MOTUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20B |
平手 晃平 千代 勝正 |
66 | 1'30.663 | 47.637 | MI | 8 |
9 | 23 |
MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20B |
松田 次生 ロニー・クインタレッリ |
66 | 1'30.129 | 58.770 | MI | |
10 | 16 |
Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT Honda NSX-GT / HR-420E |
武藤 英紀 笹原 右京 |
66 | 1'30.270 | 1'00.071 | YH | |
11 | 12 |
カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20B |
佐々木 大樹 平峰 一貴 |
66 | 1'30.003 | 1'25.078 | BS | |
12 | 24 |
リアライズコーポレーション ADVAN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20B |
高星 明誠 ヤン・マーデンボロー |
65 | 1'31.169 | 1 Lap | YH | 2 |
13 | 64 |
Modulo NSX-GT Honda NSX-GT / HR-420E |
伊沢 拓也 大津 弘樹 |
65 | 1'30.962 | 1 Lap | DL | |
14 | 8 |
ARTA NSX-GT Honda NSX-GT / HR-420E |
野尻 智紀 福住 仁嶺 |
63 | 1'29.333 | 3 Laps | BS | 6 |
15 | 19 |
WedsSport ADVAN GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG |
国本 雄資 宮田 莉朋 |
46 | 1'30.615 | 20 Laps | YH | 4 |