LEXUS TEAM WedsSport BANDOH  -  WedsSport ADVAN LC500

SUPER GT 第8戦はツインリンクもてぎで開催された。シリーズチャンピオン争いは3台。どんなドラマが待ち受けているのか?どんなレースになるのか?最終戦にふさわしいレースを見せる事を19号車は事前に約束していた。
19号車は今シーズン2度目の表彰台獲得を目指してツインリンクもてぎに到着した。天気予報の雨は数日前に曇りになり、天候は味方してくれた。来年からはGR SUPRAに車両が変わることから今大会がLEXUSブランド、そして LC500のラストレースとなる。数々の思い出を作ってくれたLC500。しかし、まだLC500では19号車の優勝はない。ツインリンクもてぎを得意としている横浜タイヤと共に最終戦での優勝目指して臨む。
午前中の練習走行では、14番手のタイムとなったが、一つでも上の順位を目指して予選に挑む。
予選はQ1を坪井選手がアタックして、1分37秒078を出しチェッカーが出て時点では8番手だったものの、最後の最後で17号車に抜かれQ1は1/100秒差で9番手で終了した。決勝は9番手スタートとなった。
レースは序盤から荒れる展開かと思いきや、36号車がポールから独走。そして序盤は23号車、37号車の順でレースが展開された。19号車は序盤順位を落としたがトップからの差は変わらない22秒の差をキープしながら前との距離を詰めていった。前の車を抜きづらいツインリンクもてぎはこのまま走行してもロスになると判断して、19周目にピットでドライバーとタイヤ交換を行い、国本選手から坪井選手へバトンを繋いだ。前との差を詰めて行き、ファイナルラップで23号車を交わし、7位でチェッカーを受けた。他車が落ちてきてくれれば表彰台獲得も見えてきたが250kmという通常より短いレースだった為、7位でチェッカーを受けた。タイヤのパフォーマンスは常に一定のグリップを発揮し、とても強いレースが出来る最大の武器となっていた。7位でチェッカーを受けたが、スタッフは笑顔でドライバーを迎えていた。2度目の表彰台獲得、優勝とはならなかったが来年へ繋がる一戦となった。

公式予選

■11月2日(土) 【9位】
□公式予選 天候:晴 | コース:ドライ
気温/路面温度 Q1(GT500)開始時19℃/26℃、Q2開始時19℃/24℃、Q2終了時19℃/23℃

レースレポート画像1

レースレポート画像2

レースレポート画像2

晴れ渡った土曜日。 LEXUS LC500 としては最後となる最終戦もてぎ。不安要素は一切なく、フリー走行が始まった。
土曜日の早朝、想定内の路面温度。2種類のタイヤをマーキングした19号車は路面状況の確認と無線チェック、バランス確認の為、早めにコースインをした。
国本選手がマシンのバランスも確認。マシンのバランスはほんの少しアジャストする程度で持ち込みセットアップはかなり、良い方向だったがタイムが出ない。マシンの問題点をエンジニアがデータを分析していた。
混走では14番手。GT500占有時間で坪井選手が予選シミュレーションをしてアタック1分37秒814をマークするものの他車のタイムアップした為、14番手で終える。
公式練習のトップは23号車で1分36秒台に入れてきた。続いて37号車、6号車とチャンピオン争いしている3チームが独占した。
Q1は坪井選手がアタックドライバー。
いつものごとく、Q1開始直後は全チーム、マシンをなかなかコースに送り出さない。8分30秒で6号車がコースイン。続いて8分前に19号車を皮切りに、数多くのマシンがコースインしてきた。残り7分には、トラブルにより走行できない12号車を除く14台がコースに入った。
残り2分を切ったあたりで、各車がタイムを出す中、Q1突破想定タイムの1分37秒フラットの攻防が激しくなる。
19号車も、残り40秒にて1:37.078のタイムにて暫定5位を出す。残りの車もタイムアップとなり順位が目まぐるしく変わり、Q1のチェッカーが振られたときには暫定8位であったが、最後の最後で17号車がそれを上回り、Q1の順位は9位とQ1敗退となりました。
予選結果は、Q2にて、 予選ポールポジションポイントの1点を、そして、1分35秒台を巡る戦いの中、最後に1:35.964を出した36号車がポールポジションを獲得。以下、6号車、23号車、37号車となりました。
明日の決勝は5列目から、LC500、そしてLEXUSとして最後の集大成にふさわしいレース結果を、そして表彰台へ向けてのミーティングをおこなった。

コメント

朝の公式練習ではあまり良い状態では無かったですが、予選に向けてエンジニア陣が悪い原因を見つけてくれて、改善して予選に挑むことが出来ました。
惜しくも9位でQ2に進むことが出来ませんでしたが、1年間やってきたセッティングの積み重ねの中で、朝から改善して予選を出来たことは凄くポジティブなことでした。

公式練習であまり調子が良くなかったのでQ1通るのがギリギリになる事は予想されていましたが、少し足りず通過出来なかったので悔しいですが、セットアップは大幅に改善されたのでそこはポジティブな内容でした。

あと1歩でした。
これは僕のミスです。おそらく後1周アタックラップを遅く走らせる指示をしていれば路面にラバーが乗って1/100秒差はクリアできたと思います。
今のSUPER GTはSuper Formula同様もの凄くシビアです。
ドライバーとエンジニアには感謝しています。
フリー走行で14番手の時よりも、車を良い状態に仕上げてくれたドライバーとエンジニアには感謝しています。
横浜ゴムの得意なサーキットで結果を出す事が出来ずに申し訳なかったです。ファンの皆様やスポンサー様にも申し訳なく思います。

決勝レポート

■11月3日(日)【7位】
□天候:晴 | コース:ドライ
気温/路面温度 開始:20℃/26℃>中盤:20℃/25℃>終盤:19℃/23℃

レースレポート画像4

レースレポート画像7

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レースレポート画像5

レースレポート画像5

予選日の晴天と打って変わっての曇天の中、ツインリンクもてぎでは現行規定の最後のSUPER GTの決勝が開催される。
昨日の予選の結果から、シリーズチャンピオン争いは同じLEXUS LC500の6号車と37号車との一騎打ちとなり、目の離せない攻防となる。
決勝直前には2機の航空自衛隊F2戦闘機のデモフライトがサーキット上空にて行われ、最終戦に花を添えた。
LEXUS TEAM WedsSport BANDOHはシリーズチャンピオン戦線からは離脱してしまっているが、表彰台獲得に向け、皆で爆走を誓う。
恒例の警察車両によるパレードラン、1周のフォーメーションラップの後、53周先に見える表彰台の頂点、そしてシリーズチャンピオンには何処が立つのか。
スタートドライバーは国本選手。3号車がエンジントラブルによる出走取消のため、14台での争いとなる。
スタート直後は混乱無くレース進行となるが、タイヤの温まりが他車と異なり、1周目に1号車、そして24号車にパスされ順位を11位まで落としてしまう。前を走る24号車との差も一時広がるものの、9周目までに差も1秒台まで追い上げる。
24号車との攻防が拮抗する中、19周目にピットに入り、燃料給油、タイヤ交換を行い、ドライバーを坪井選手に交代。暫定12位で復帰する。
全周回の1/3にあたる18周目以降多くの車がピットに入り、順位が目まぐるしく変わる。24周目にはすべての車のピット作業が終わり、ピット作業にて24号車をパスしていた19号車は10位。28周目には16号車をパスして9位に上がる。
41周目に4位を走行中の8号車がトラブルでピットに入ってしまったため、19号車の順位が一つ上がり8位に。
坪井選手は、一時、10秒以上差があった前の23号車に残り4周で追いつき、テールトゥノーズのバトルを繰り広げる。そしてファイナルラップのS字コーナーにてGT300を追い抜くタイミングでオーバーテイクして7位に上がりチェッカーを受けました。
レースは、ポールポジションの36号車がスタートに成功し、2位以下を引き離すとともに、2番手スタートの6号車が順位を落としたため、逃げる36号車を追う23号車、37号車という図式が展開される。のちに23号車が脱落し、6号車が順位を上げて3位に戻すと、36号車,37号車,6号車とのLEXUS LC500が三つ巴の展開となる。32周目にトップの36号車を37号車がパスすると、そのまま引き離しにかかり、トップをキープして優勝。6号車は38周目に36号車をパスして2位に上がるとそのままチェッカーを受け、年間シリーズチャンピオンを獲得しました。
以下、36号車、38号車、17号車、1号車の順となります。
2019年シリーズは、ドライバーズポイント27.5Ptで11位、チームポイント46.5Ptで11位となりました。
年間を通して、スポンサーの皆様、そしてファンの皆様の応援を受け、無事にシリーズを乗り切れることが出来ました。感謝いたします。本当にありがとうございました。

【Racing Project BANDOH has opened a YouTube channel 】
レーシングプロジェクトバンドウのYoutubeチャンネル誕生。
サーキットの興奮をダイレクトにお茶の間にお届けします。
是非、チャンネル登録を!!!
https://www.youtube.com/channel/UCDTRz5QdXviv6VLLJLrDrCw/videos

コメント

タイヤのウォームアップが悪く、スタートで2台抜かれてしまいました。そのあとはタイヤをセーブしながらもペースを保つことができ、1つ順位を戻し後半スティントの坪井選手にドライバーチェンジしました。
最後はファイナルラップで7位に順位を上げることができ、予選から2つポジションをあげることができました。
レース中 上手くタイヤマネージ出来ましたし、ピットタイミングも良くチーム力で良いレースができました。
今年は天候に左右されるレースが多く、厳しいシーズンとなりましたが、車のセッティングやタイヤ開発では色々なことをトライすることができ、学びが多い一年となりました。
これを結果に結び付けられるように、引き続き頑張っていきます。
応援ありがとうございました。

タイヤのウォームアップが厳しく、スタートをした国本選手は見ていても辛そうでしたが必死に堪えてくれていて僕にバトンタッチしてくれていたので、何とか僕も頑張りたいという気持ちで走りました。
タイヤと相談しながらレースを進めファイナルラップに1ポジション上げて7位フィニッシュ。求めていた結果にはなりませんでしたが、力強いレースは出来ました。
今年初めてのGT500シーズンで色々な事を沢山学び、良い経験が出来ました。来年に向けてさらに強いドライバーになって結果に繋げられるよう頑張りたいと思います。
1年間ありがとうございました。

結果は7位でした。ノーミス、ノーウエイトで7位。
非常に悔しいですが、現状なのかもしれません。
全力を尽くして戦いました。沢山のファンのパワーを頂きました。力強いレースは場面、場面ではお見せする事は出来ました。
シーズンを通して足りない物を確認できましたので、来シーズン以降は、もっともっと強いチームにして、ドライバーに乗って楽しいマシンを提供して、横浜ゴムと共に頂点を目指します。
本当に、本当に応援ありがとうございました。感謝しております。
GR SUPRAでの活動は最終戦もてぎのチェッカーを受けた時点から始まっています。
まだ何もお伝えする事はできませんが、今後とも応援宜しくお願い致します。

Po No Machine Driver Laps Best Lap Diff.(km/h) Tire WH
1
37
KeePer TOM'S LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
平川 亮
ニック・キャシディ
53 1'39.502 1:31'25.868 BS
2
6
WAKO'S 4CR LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
大嶋 和也
山下 健太
53 1'39.372 12.169 BS
3
36
au TOM'S LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
中嶋 一貴
関口 雄飛
53 1'39.169 14.871 BS
4
38
ZENT CERUMO LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
立川 祐路
石浦 宏明
53 1'39.593 15.492 BS
5
17
KEIHIN NSX-GT
Honda NSX-GT / HR-417E
塚越 広大
ベルトラン・バゲット
53 1'39.432 21.338 BS
6
1
RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX-GT / HR-417E
山本 尚貴
ジェンソン・バトン
53 1'39.070 22.018 BS
7
19
WedsSport ADVAN LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
国本 雄資
坪井 翔
53 1'40.500 46.232 YH
8
23
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
松田 次生
ロニー・クインタレッリ
53 1'39.461 47.481 MI
9
16
MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT / HR-417E
武藤 英紀
中嶋 大祐
53 1'40.634 1'08.290 YH
10
24
リアライズコーポレーション ADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
高星 明誠
ヤン・マーデンボロー
53 1'40.331 1'08.885 YH
11
39
DENSO KOBELCO SARD LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
ヘイキ・コバライネン
中山 雄一
53 1'40.823 1'29.961 BS
12
64
Modulo Epson NSX-GT
Honda NSX-GT / HR-417E
ナレイン・カーティケヤン
牧野 任祐
52 1'40.086 1 Lap DL
13
8
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT / HR-417E
野尻 智紀
伊沢 拓也
47 1'39.527 6 Laps BS
12
カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
佐々木 大樹
ジェームス・ロシター
13 1'40.824 40 Laps BS
3
CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
平手 晃平
フレデリック・マコヴィッキ
DNS MI
WedsSport BANDOH Super GT 500 Racing Team(ウェッズスポーツ スーパーGT 500 レーシングチーム)