■6月29日(土) 【2位】
□公式予選 天候:晴 | コース:ドライ
気温/路面温度:GT500 Q1開始33度/39度、Q2開始 34度/48度
タイとの相性が良い横浜タイヤ、そして19号車。
今回のタイは前回の鈴鹿と同じスプリントレースになると予想をして、ソフトタイヤとミディアムハードタイヤを持ち込んでいた。
2週間前には路面温度が60度を記録しているブリラム。
このタイヤを持たせるセットアップが鍵となった。
フリー走行では路面は出来ていないが2種類のタイヤを試す国本選手。
マシンのセットアップは完璧ではないがフィーリングは悪くない様子。
ドライバーの役割は、このタイヤが路面の良くなった時のグリップ・グリップダウンを予想出来るか?どのくらい路面が良くなった時にタイムが出るか?予想する事。
この予想はタイヤ開発者でないと予想は出来ないし、サーキットを熟知している者でないと正確なコメントは出来ない。
2種類のタイヤを確認後、坪井選手に変わりロングランを開始する。他車のロングランのタイムも確認しながらタイヤの状況も確認していく。
ソフトタイヤだとタイムは出るがやはりレースは厳しいか?いや?ソフトタイヤも路面が出来れば、なんとか持つか?セットアップでなんとかなるか?などと走行後は様々なミーティングを重ね、GT500の占有走行は坪井選手がソフトタイヤで走行をした。1分24秒024で5番手を獲得した。
トップは3号車の1分23秒450。予選で使わないタイヤを占有で使用する為、直近のこのフリー走行だけではなかなか予選が読めない。
今回は事前にQ2は国本選手が走ると坂東監督は決めていた。
Q1は坪井選手がミディアムハードでアタックする事が決まった。
予選直前に雲が出てきて、降雨の可能性のある天候の中、タイ特有の湿気を伴った暑さはなりを潜め、気温/路面温度/湿度は33度/40度/52%と過ごしやすい気候となった。
Q1開始直後は強い風が吹く中、何処のチームもコースインせず、いつものようにほぼ一発勝負でのコースアタックの模様。9分を切ったあたりで先陣を切って19号車がコースイン。のちに各車続々とコースに入ってくる。
予選残り2分で、各車1分24秒前半を軸にタイムを出していく中、他車に比べてタイヤにじっくり熱を加えて周回を重ねた19号車は残り30秒に出した1:23.894にて暫定4位。
その後、36号車が暫定3位に入るものの、19号車を上回る車は他に出ず、5位にてQ1を突破する事が出来た。
Q1の結果は、1:23.466を出した8号車がトップに、以下、3-36-24-19号車の順となった。
Q2の始まりもQ1同様各車コースへ出ずピットに待機していたが、残り8分を切ると、19号車を先頭に、徐々にコースインして行く。
残り2分で各車25秒台を叩きだし、最後の1周にアタック。各車23秒前半を出していく中、国本選手は残り1分10秒にて1:23.350を出し、暫定トップに踊り出す。
しかし残り30秒に6号車がコースレコードとなる1:23.260を出して1位に躍り出ると、そのままチェッカー。
19号車は予選2番手にてQ2を締めくくりました。
予選結果は、コースレコードの6号車がポールポジション、2位に19号車が入り、以下3-36-37号車となりました。
明日の決勝は、過去優勝したことのあるタイの感動を再び、フロントローから表彰台の頂点を目指し、爆走していきます。
皆様の応援、宜しくお願いいたします。
朝のフリー走行から調子が良く、自信を持って予選に挑むことができました。
Q1を坪井選手が突破してくれて、Q2に向けてセットのアジャストやタイヤ選択を行いました。
車のバランスは良く、完璧なアタックラップでしたが、ポールにコンマ1秒届かず、悔しい2番手となりました。
Q1で選んだタイヤはミディアムと少し硬めのタイヤだったので通るか不安もありましたが、ミスなくアタックが出来て500に乗ってから初のQ1を通る事が出来て良かったです。Q2も国本選手に良いアタックをしてもらい、初のフロントロースタートは決勝に向けて希望が持てました!
国本選手は100点。完璧なアタックだったのでポールポジション取らしてあげたかったですね…
今はほんの少しの差がコンマ0.09になるのです。
後少しアタックを遅らせる指示が僕に出来ていたらと少し反省しています。そうすれば路面が0.09助けてくれたかもしれません。
坪井選手はミディアムハードのタイヤで5番手。100点です。感動しましたし、成長を感じられました。
タイは昨年も表彰台に上がったサーキット。
勝つ事だけを考えて前に進みます。
■6月30日(日)【3位】
□天候:晴 | コース:ドライ
気温/路面温度:スタート 33度/48度(15:00)、34度/43度(15:30)、34度/44度(16:00)、34度/45度(16:30)
タイ・チャンインターナショナルサーキットは、晴天に恵まれ、スケジュール中で一番暑く、スタート前はコース上に立っているのもつらいほど暑いぐらいになった。
WedsSport ADVAN LC500は昨日の予選順位が今季最高位の2位を獲得。タイでは過去優勝をもぎ取った縁起の良いところでもあるので、表彰台のトップを目指し爆走することを誓う。
はたして、タイの神様は果たして何処のチームにほほえみかけるのか。
スタートドライバーは国本選手。今シーズン初のフロントローからのスタートとなる。
1周のフォーメーションラップを経て、ローリングスタートは綺麗に決まった。
19号車は6号車の背後に付きトップを伺う展開となる。うしろでは早くも36号車が3号車をパスして19号車の背後につく。1周目から早くもレクサスが1-2-3番手を独占する形となる。
この後に24号車が付き、トップ争いが4台に絞られている中、国本選手は前の6号車に猛烈なプッシュを掛け、6号車の独走を許さない。だが、6周目に300クラスの後ろに追いついた混乱に乗じて、3位の36号車が19号車をパスし、3位に順位を落とした。直後こそ少し距離が空いたが、8周目には再び36号車の背後に付く。
スピードレンジの違うGT300クラスのマシンをパスしながら、トップ争いを展開するレクサスの3台がレースを引っ張る形が続く。
GT300クラスの混雑から抜け出した10周目あたりから、前のトップ6号車と2位36号車との間隔を空け追撃する形となり、約2秒の間隔で19号車が単独で追う形となる。後ろとの差は約2秒で、3台の4位争いが過熱していく。
17周目で、2位の36号車との差は約2秒半、4位の24号車とは約1秒半。
22周目には、300クラスのトップ集団をかわす中での前の36号車との差が縮まる中、4位の24号車が背後に迫ってきた。
19号車を先頭に、24号車、37号車との3位争いが白熱していき、24周目には、そこに3号車が加わり、激しさを増す。
3位を死守する国本選手は、28周目に早めのピットインをし、タイヤ4本交換、給油、坪井選手へのドライバーチェンジを行い、42秒1のピット作業にてチームはマシンを暫定11位にてコースに送り出す。
全車がピットに入った36周目には、19号車は6位となった。
37周目に起こった500クラスのNSX3台の接触によるコース処理の為、38周目にSCが入ることとなり、全車の間隔がリセットされる。SC先頭での走行が続き、41周目にホームストレートで隊列整理を行い、再度、SC先頭での周回が続く。
43周目にレース再開。直後に17号車をパスし順位を上げると、2番手争いの中にコースアウトした36号車もパスし、4位に上がった。坪井選手はそのままの勢いで前の39号車に襲いかかり、44周目の最終コーナーにて39号車をパスし3位に浮上。そのまま、トップ争いの2台へ追い上げを開始する。
残り10周での19号車は3位。前の37号車との差は約4秒。39号車をパスした後ろの24号車との差が約2秒と、単独走行となる。しかし、後ろの24号車が追い上げてきて、後ろとの差がなくなっていく。のこり5周で24号車が背後に付くが、坪井選手は300クラスの混走を利用して上手く処理し再び離すと、ファイナルラップで背後に迫った24号車を0.5秒差で振り切り、3位にてチェッカーを受けることが出来ました。
レースの前半は、トップの6号車と36号車の2台が3位以下を徐々に引き離しながら激しい1位争いを展開するもの、29周目に6号車をパスした36号車が前でトップ2台が同時にピットイン。ピット作業で6号車が再びトップに躍り出た。38周目にSCが入り、各車の間隔がリセットされたことにより、43周目のレース再開時には37号車が2位の36号車をかわし、2位にあがると、今度は6号車と37号車との激しいトップ争いが終盤まで続いたが、終盤のGT300クラスとの混乱を上手く処理しながら37号車の追撃をかわし、6号車がトップでチェッカー。以下、37-19-24-39-3号車となりました。
今季予選最高位の2位でのスタートを切った19号車は、一つ順位を落としたものの、チーム一丸となって
力強いレースをし、今季初の3位表彰台に上ることが出来ました。
皆様のご声援、誠にありがとうございました。
【Racing Project BANDOH has opened a YouTube channel 】
レーシングプロジェクトバンドウのYoutubeチャンネル誕生。
サーキットの興奮をダイレクトにお茶の間にお届けします。
是非、チャンネル登録を!!!
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最初の数周と1回目のトラフィックがトップに上がれる1番のチャンスだと思い、かなりプッシュしましたが、順位を上げることができませんでした。
スティント後半からはタイヤのグリップダウンが大きく、守りのレースとなってしまいましたが、なんとか3位でピットインし、後半スティントの坪井選手に託しました。
後半スティントも最後の数周はかなりきつい状況でしたが、3位を守り切って今季初の表彰台を獲得することができました。
チーム全員の想いと頑張りがこの結果に結びついたと思います。
また後半戦に向けてチーム一丸となり頑張っていきます!
国本選手スタートでレース展開の良い流れを作ってくれて、タイヤがきつそうだったので、セカンドスティントいくのにもどうなるかと思いましたが、SCにも助けられ、3台抜く事が出来て結果的に3位表彰台と、悔しいですがこのレースに出来る最大限の事は出来たと思います。
チーム全員で獲得した表彰台は嬉しかったですし、次は1番高い所に登るためにまた頑張ります!
まずは、表彰台獲得出来てよかったです。
チームのスタッフ、関係者、スポンサー、ファンの皆様のお蔭です。
狙ったサーキットで結果を出す。これはチームが強くなっている、成長している証です。
もちろん、優勝狙ってレースはしていますが、路面温度がスタート前に上がったことなど、想定外の事が起きる中、ドライバーが気持ちで強く走ってくれました。
前半スティントは特に厳しい状態でポジションを守ってくれたと思っています。
前半スティントのコメントから他のタイヤを履いて坪井選手を送り出す事も考えましたが
国本選手と同じタイヤで坪井選手には走行してもらいました。
最後の最後まで気持ちの走りで強いレースが出来ました。
レクサス祭りに貢献できたことも嬉しかったですし、横浜ユーザーの中でもTOPを走れた事も自信に繋がりました。
この流れを保ち、後半戦も努力をして感動する走りを見せたいなと思っております。
沢山の応援ありがとうございました。
今後も応援宜しくお願いします。
Po | No | Machine | Driver | Laps | Best Lap | Diff.(km/h) | Tire | WH |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 6 |
WAKO'S 4CR LC500 LEXUS LC500 / RI4AG |
大嶋 和也 山下 健太 |
66 | 1'25.603 | 1:44'12.812 | BS | 28 |
2 | 37 |
KeePer TOM'S LC500 LEXUS LC500 / RI4AG |
平川 亮 ニック・キャシディ |
66 | 1'25.758 | 1.236 | BS | 38 |
3 | 19 |
WedsSport ADVAN LC500 LEXUS LC500 / RI4AG |
国本 雄資 坪井 翔 |
66 | 1'25.717 | 10.249 | YH | 13 |
4 | 24 |
リアライズコーポレーション ADVAN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A |
高星 明誠 ヤン・マーデンボロー |
66 | 1'25.373 | 10.743 | YH | 12 |
5 | 39 |
DENSO KOBELCO SARD LC500 LEXUS LC500 / RI4AG |
ヘイキ・コバライネン 中山 雄一 |
66 | 1'25.996 | 18.435 | BS | 28 |
6 | 3 |
CRAFTSPORTS MOTUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A |
平手 晃平 フレデリック・マコヴィッキ |
66 | 1'25.381 | 23.668 | MI | 22 |
7 | 38 |
ZENT CERUMO LC500 LEXUS LC500 / RI4AG |
立川 祐路 石浦 宏明 |
66 | 1'25.903 | 26.457 | BS | 53 |
8 | 12 |
カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A |
佐々木 大樹 ジェームス・ロシター |
66 | 1'25.834 | 32.712 | BS | 13 |
9 | 36 |
au TOM'S LC500 LEXUS LC500 / RI4AG |
中嶋 一貴 関口 雄飛 |
66 | 1'25.615 | 33.212 | BS | 44 |
10 | 64 |
Modulo Epson NSX-GT Honda NSX-GT / HR-417E |
ナレイン・カーティケヤン 牧野 任祐 |
66 | 1'26.002 | 1'25.917 | DL | 3 |
11 | 23 |
MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A |
松田 次生 ロニー・クインタレッリ |
66 | 1'26.141 | 1'28.681 | MI | 49 |
12 | 1 |
RAYBRIG NSX-GT Honda NSX-GT / HR-417E |
山本 尚貴 ジェンソン・バトン |
52 | 1'26.299 | 14 Laps | BS | 22 |
13 | 17 |
KEIHIN NSX-GT Honda NSX-GT / HR-417E |
塚越 広大 ベルトラン・バゲット |
51 | 1'26.089 | 15 Laps | BS | 12 |
16 |
MOTUL MUGEN NSX-GT Honda NSX-GT / HR-417E |
武藤 英紀 中嶋 大祐 |
36 | 1'26.383 | 30 Laps | YH | 4 | |
8 |
ARTA NSX-GT Honda NSX-GT / HR-417E |
野尻 智紀 伊沢 拓也 |
35 | 1'26.067 | 31 Laps | BS | 40 |